2008年世界アルツハイマーデー記念フォーラム

 9月21日は、世界アルツハイマーデー。この日を記念して香川県支部では、認知症についての講演会とシンポジウムを宇多津町のユープラザうたづで開催しました。

●記念講演● 「認知症の理解とこれからの認知症ケア」

・講演者 医療法人社団きのこ会 きのこエスポアール病院 副院長 
藤沢嘉勝先生

●シンポジウム● 「地域と共に生きる」

・座長 三豊市立西香川病院 副院長 大塚 智丈先生

・シンポジスト 
くさか里樹氏(漫画「ヘルプマン!」作者)
資延貢氏 (家族の会 会員)
乾彰納氏 (香川県立保健医療大学 看護学科4年)
松木香代子氏 (社会福祉法人守里会 理事長)

岡山県のきのこエスポアール病院副院長である藤沢嘉勝先生が「認知症の理解とこれからの認知症ケア」と題した講演をされ、『家庭的な小さい単位でその人に焦点をあてたケアが必要である。その方の得意なところを引き出すと、今までにない表情がみられたり、また、安心できる環境に身を置くことでBPSDの症状が出にくくなることが分かっている。これからの認知症ケアには、医療とケアの二本柱を大切にした関わり方が必要になる』とお話されました。
アルツハイマーデー2008シンポジウム
 その後、三豊市立西香川病院副院長の大塚智丈先生を座長にお迎えし、漫画家のくさか里樹さん、認知症の人と家族の会会員である資延貢さん、香川県立保健医療大学学生の乾彰納さん、社会福祉法人守里会の松木理事長の4名で三豊市立西香川病院の大塚先生を座長にシンポジウムを行い、それぞれの立場から、「地域と共に生きる」というテーマで意見を述べられました。

シンポジストからひとこと

★くさか里樹氏 (介護マンガ「ヘルプマン!」著者)
『できないことの引き算をやめて、自画自賛をする訓練をしよう。人間は、できないから助け合うし、わからないから頼りあう。介護にマニュアルはないが、良い例を地域で共有できたらいいと思う』

★資延貢氏 (認知症の人と家族の会 会員)
『妻に症状がみられたのは3年前のこと。現在は和気あいあいの介護生活を送っている。家族の見守りや、ちょっとした喜びを共有することで、地域と共に生きることにつながるのでは』

★乾彰納氏 (香川県立保健医療大学 学生)
『はじめは認知症の方を「こわい」と思った。何を質問しても返ってこないし、表情が暗い。けれど、実習で利用者さんと介護士との関わりをみるうちに、あいさつをしたり名前を呼んだり、笑顔が増えるような関わりをしていきたいと思うようになった』

★松木香代子氏 (社会福祉法人守里会 理事長)
『私たちの役割は利用者さん同士が地域でつながるチャンスを与えることである。私どもは地域食堂などの取組みをしているが、これからもっと地域を活かした認知症ケアが広がっていけばいいなと思う』

世界アルツハイマーデーに合わせ記念フォーラム(四国新聞社)

2007年世界アルツハイマーデー  映画「そうかもしれない」上映






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