カリブ実験室は CALib の運用試験を兼ねた開発者の個人的なサイトです。ここにある情報は非公式とお考え下さい。

 階層下キービジュアル
 
 

CMS

CALib は、以下のようなウェブコンテンツを管理する概念のもと作成した サーバサイド型のCMS(コンテンツマネージメントシステム)ソフトウェアです。

デザインとコンテンツを分離し管理する。

CALib はテンプレートエンジンも実装していますので、比較的容易にデザインとコンテンツを分離する事ができますが、スタイルやテンプレートの編集機能をどこまで実装するか、角丸ボックスや回り込み解除など構造に影響するデザインやコンテンツを分離し管理するための工夫が必要となり、固有な方法を採用しています。

また素材データは再利用できる事を前提とし、階層的な参照が行えるとしています。これによって、リンクはリンク、イメージはイメージ、テーブルはテーブルの各々のモジュールが管理しており、フォントはフォントでまとめて管理しています。

デザインとコンテンツの分離はCMS(コンテンツマネージメントシステム)に必要と考えています。また素材データを再利用できる事もCMS(コンテンツマネージメントシステム)には必要です。そうでなければ、変更時に同じ修正を何回も行わなければならないからです。

自動生成コンテンツも管理する。

1ページ作成する事で、当該ページのリンクURLや、当該ページへの誘導部品(リードピース)なども自動的に生成されます。これらはどこからでも参照可能な素材データとして管理しています。もちろん当該ページ削除時には併せて削除されます。ただし、これらを参照し利用している箇所の自動更新までは行えていないので、参照箇所に警告文が展開されます。警告文が存在する場合、公開チェックでエラーとなり公開操作は行えません。

更新履歴とバージョンを管理する。

CALib は編集バージョン、公開バージョン、過去バージョンの3つの版を管理できます。編集バージョンは管理者が編集しプレビュできる版です。公開バージョンは一般に公開され閲覧される版です。過去バージョンは以前公開していた版です。この版(バージョン)管理によって公開されている版に影響を与える事なく編集する事ができます。また急に公開を取り下げて過去バージョンを公開するようなロールバックも行えます。ただし一度公開した版を編集する事はできません。
バージョン毎に、誰が何時どのような操作を行ったかを更新履歴として記録してあり何時でもこれを参照する事ができます。CALibゼロ、CALibライト、CALibプラスでは最大で3つの版まで管理していますが、CALibプレミアではご要望に応じて最大1000程度までの版を管理する事ができます。
バージョン管理もまたCMS(コンテンツマネージメントシステム)に必要な機能と考えています。

ユーザやグループ毎の操作権限を管理する。

文言や画像などのコンテンツはもちろん、基本情報、デザイン、モジュール操作、データ結合、公開操作などの操作権限を管理者グループ毎に設定する事ができます。幾つかのモジュールにはページ毎に変更可能な管理者グループの設定が行えます。
操作権限の管理は間接的ですがCMS(コンテンツマネージメントシステム)に必要な機能と考えています。

必要な機能を拡張可能なように管理する。

サイト毎に異なるニーズに対応するために機能単位で拡張可能な仕組みを実装しました。これにより、必要な機能を、必要な時に、簡単に利用できます。この仕組みはモジュール管理として提供しております。またモジュール毎に管理画面のインターフェースが大きく違わないように開発を進められる仕組みも併せて導入しています。
ウェブ世界では最新技術がどんどん試され世の中に出てきます。これに素早く対応するためには、拡張性は不可欠です。ただしユーザ毎にニーズは違うためオンデマンドなモジュールの実装が必要と考えました。
CALib(カリブ)