2007年02月09日
最近、テレビCMの最後に、検索フォームに文字がカチカチ入力され、検索ボタンをクリック!
という映像を良く見るようになった。
さらに、雑誌やポスター、電車の広告等も同じように「○○で検索」というコピーがほぼ装備されており、先日大阪の地下鉄で3枚並んだチラシそれぞれに「○○で検索」というのがあったのを見て思わず笑ってしまった。
いわゆる検索窓によるweb連動企画的なアピールだが、こういうアピールをした以上、必ず検索結果に自社製品サイトが表示されなければならない。代理店、いや下請けのウェブ製作会社はSEO対策や競合しないキーワード調査で大変だろう。
どうやってもgoogleやYahooで検索結果1〜5件目以内が無理だった場合、SEM用予算を確保し、キーワード入札でスポンサーサイトとして表示させるという方法もあるが・・・。
も(略)総帥が世を忍ぶ仮の姿に変身した場合を棚にあげておいて、
とりあえず「SEMは予算がないからSEOだけでうまくやってくれ」等と今まさに無理難題を押し付けられた担当者がいたら、この言霊を送っておこう。
頑張れカカロット。お前がナンバーワンだ!(by ベジータ/ドラゴンボールZより)
ちなみに、最近のユーザは気になったアイテムや話題は勝手に検索してくれるので、上記の「○○で検索」は公式サイトの探し方アピールと考えることもでき、AISASという新たな広告手法のAI部分(AttentionとInterest)に対応しているとも言える。
とりあえず、せっかく検索して見に来てくれるのだから、単なる製品紹介サイトを見せるだけではなく、他にない面白い企画等でちゃんともてなしをしてあげて欲しいと総帥は考える。
企業が何かをする時の時間をお金に換算して考えるように、ユーザも時間を使ってくれて見に来てくれるのだから。
そういう気持ちがAction(閲覧〜購入)につなげるための重要なポイントだ。
ちなみにAISASの最後のSはShare(情報の共有)だ。
一番分かりやすいのはAmazonの製品のユーザレビューであり、これはユーザの口コミ情報がさらなる購入者を増やすという効果を狙う企画となっている。
※Amazonで買わず、参考意見を知るために閲覧する場合も多いが・・・。
ま、とにかく。
どんなこたえを得るにしても、生きることは捜し求めることで、よい人生とはよい検索だ (by アキハバラ@DEEP【著者:石田衣良】より)
というニュータイプなユーザのため、「○○で検索」で完了せずに、ウェブサイトでより良い情報を用意して欲しいと考えるわけだ。
それでは、読者のみなさんも、よい検索を。
(by アキハバラ@DEEP【著者:石田衣良】より)
今回引用したお言葉のある書籍はこれ。