☆刈刃、チップソーを選定する上での第一ポイントは当然ながら安全性です。そして第二に
刈刃チップソーの切れ味などの性能です。まずこの事を充分認識された上での事ですが
ともすれば選定するときの基準が切れ味第一となってしまいがちです。そこで直接小売販売される。
窓口担当者の方は今一度、その刈刃チップソーをご使用になる御客様の気性性格に合わせて
刈刃、チップソーの選定をお手伝いしていただきたいと思います。
大切な御客様の気性、性格はいつも窓口で接する担当者の方が
一番良く知っていることでしょう。
☆何事においてもていねいで几帳面な方、何事においても荒っぽい使用をされる方、あわてん坊の方など
気性、性格は様々です。いくら使用方法を詳しく説明してもそのすべてが理解されるとは限られません。
そこは長年の御客様にとっての安全第一の刈刃、チップソーの型式種類を選定してあげて
いただきたいと思います。
☆特にお年寄り、並びに女性の場合は、その方の体力、健康状態なども配慮していただきたいものです。
この御客様に対する心遣 いが御客様に通じないはずはありません、刈刃、チップソーがいくら高価でも
一枚一万円の 商品はありません。仮に一枚一万円としても、御客様の怪我等による損失を
最悪の場合は御客様の命と引きかえにする訳にはまいりません。その御客様に対する細やかな
配慮が御客様に通じ今以上に大きな取引ができるかもしれません。
☆刈刃、チップソーは高額商品ではありません、誰でも簡単に使用できるものですからだからといって
ご使用方法を誤れば 危険な面も持っております。今一度、御客様に御使用時の安全性を
お考えくださりご指導くださる事をお願いいたします。
☆刈刃、チップソーを選定する上での第二ポイントは、刈刃、チップソーの性能です。
その性能を最大限に引き出すには、 まず第一に御客様の作業用途に適した刈刃・チップソーの
型式、種類を選定してあげる事です。刈刃、チップソーとも大きく分けて二つの作業用途に
分けられます。それは雑草を刈るのか、立ち木を刈るのかの二種類です。
☆当然の事ながら、立ち木を切る場合は、製材所、木工所などで使用されている鋸刃のように
アサリが必要です。木を切る場合は木粉として切断くずを排出できるような構造が必要です。
その為の鋸刃の構造としてアサリが必要です。 刈払機用としては一般刈刃で、丸鋸刃の
80枚刃~30枚刃などです。
又、チップソーで弊社商品ではM型、K型、UK型、ZR型、USX型などです。
そして雑草などを刈る場合このあさりは必要ありません。アサリがあると孵ってそのアサリが
雑草の切断の邪魔になります。たとえば、ネギを切る時は包丁を使います。
決してのこぎりは使いません。この包丁にはアサリがありません。
☆しかし皆様案外ご存知ないかもしれませんが、刈払機用の木を切る、丸鋸刃で雑草を刈ると
初期の切れ味は非常に良いのです、ですが地面に接する側のアサリがすぐに磨耗し
切れなくなってしまいます。このようなに雑草刈の刈刃にはアサリの無い4枚刃、
8枚刃などが使用されています。
又、チップソーで弊社商品ではCR型(I型)、UCR型(UI)型、ZCR型、NX型及びWM型等です。
弊社の雑草用チップソーは地面に接する側にアサリの無い(PAT)チップソーです。さらに
雑草刈り及び山林下刈り等では使用場所により、切れ味だけを追求するよりも刈刃、
チップソーの耐久性(含む耐衝撃性)の良い刈刃、チップソーを選定してあげる必要があります。
☆例えば石等の多い場所では、切れ味は若干犠牲にしても耐久性(含む対衝撃性)の良い刈刃、
チップソーを選定する必要があります。
☆御客様の立場からするとどんな用途に使用しても切れ味最高、耐久性最高、低価格、さらに
安全性最高が最も望ましいのですが、実際の刈刃、チップソーを開発、製造するメーカーの
立場から考えますと、御客様の希望すべてを満足させる事は事実上不可能に近いことです。
☆それは従来の商品よりすべてに対して上位の商品開発は可能ですが、例えば切れ味最高ばかりを
追求しすぎると耐久性、安全性が損なわれてしまいますし、安全性、耐久性最高を追求しすぎると
切れ味が損なわれてしまいます。
さらに立ち木を切っても最高、雑草を刈っても最高となると、どれかの性能を
ある程度犠牲にしなければなりません。
☆そこで私どもメーカーでは御客様の作業用途に合わせて数種類の型式、種類の刈刃、チップソーを
提供させていただいております。
ですから刃物に万能は無いとお考えいただいたほうが良かろうかと思います。仮に万能の刃物が
できたとしたら、万能に使用可能ですが、どの用途に使用してもあまり性能の
良く無い刃物になってしまうでしょう。